狩猟圧再造林:電気柵の開放部分を連結しました
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更新日:7 時間前
5月11日,12日の2日間で天竜・浦川の森の皆伐箇所(2.5ha)周囲を完全に囲いました。
本年1月以来、NPO Roots Japan さんと連携して天竜フォレスターさんとともに狩猟圧再造林の試験をしている浜松市天竜区の「浦川の森」
明日、5月13日にヒノキ苗の植付けを予定しています。
それを前に、これまで一部開放してシカの動きを監視してきた電気柵「スーパーフォレスト」の開放区間を連結し、植栽予定地を完全に囲いました。

1月以来、Roots Japan さんには皆伐地周辺で銃捕獲やくくりわな捕獲に取組んでいただいています。
1月当初は、これまで3年間にわたり伐採搬出作業(間伐・主伐)を続けてきた影響なのか、シカの侵入・目撃(センサーカメラでの記録)も少なかったのですが、5月1日からの有害駆除では、すでに4頭のシカをわな捕獲しており、新緑とともにシカの活動も活発化しているようです。
5月11日作業当日も、尾根沿いのくくりわなでメスジカ1頭を捕獲し、毎日見回りを担当していただいている佐田さんにより、腎臓表面の脂肪沈着についてのチェックも行っていただきました。

この季節、エサ環境が悪ければ腎臓表面にはまったく脂肪の沈着がみられないとされているそうです(山根さん)が、11日に捕獲したこのメスジカの腎臓には若干の脂肪沈着が見られました。栄養状態としては「最悪」状態ではないことが分かりました。同時に、10日間で浦川の森(40ha)だけで5頭捕獲した状況からは、平方Km当り10~20頭程度の生息密度があるかも知れないことが推察されるとのこと(同上)。
このまま植付に入れば、植付苗に対して十分に食害が想定される状況にあるとも言えます。
この先も引き続き電気柵周辺でくくりわな捕獲と監視、電気柵沿いのセンサーカメラによる侵入監視、電気柵沿いの下草除去などの見回りを続けながら、狩猟圧と回収可能な電気柵「スーパーフォレスト」による再造林の成功を実証していきます。
本日12日の作業には、掛川市で50haほどの森林管理を事業化しているNPO時の寿の森クラブから松野理事と大石事務局長も参加していただきました。


この「浦川の森」での経験値を活かして、今年秋には同じ天竜地域の「相津佐久の森」の小面積皆伐・狩猟圧再造林の実証事業に挑みます。
そして、5月25,26日には、いよいよ北海道広尾町の「上トヨイの森」においても、電気柵「スーパーフォレスト」の性能試験を開始する予定です。



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